日経は23,000からの上値追いをできるか
日経平均は、金曜日の終値の時点で23,094となっている。5月以降何度もトライしてきた23,000で、これまで滞空時間は短かったが、金曜日ザラ場では23,000を落ちると、むしろ買いが入って、再び23,000に乗せてくるという強い動きであった。
特に14時30分以降に大きな動きがみられ、12月限は15時15分の終値22,970で、夜間取引は23,070で引けている。これは配当落ち分を考慮すると23,240くらいに相当する。また東証の出来高や売買代金もSQであることを割り引いても伸びてきているようで、何度も挑戦した23,000を確りとした買いで抜けた分、割合一方通行な動き。
問題は、ここからどのくらの高値を追えるか、ということだろう。昨年2017年の9月15日ごろからレンジ相場を上抜け始め大きな上髭を付けた11月9日のバイクラまでの上昇と、16年のトランプショック以降の上昇相場は、レンジ上放れ・チャネル下限からの上限までの上昇・下半期からの点で共通しており、今回も総裁選・米中間選挙などの政治イベントを控えてこのような値動きをするとなると、11月初旬には(即ち中間選挙付近)25,000台前半に到達する計算になる。
そうなると恐らく、
①年末まで24,000~25,500でのレンジになるか
②アベノミクス開始~チャイナショックまでの上側の上昇チャネルに移行する
③中間選挙の結果次第で下落トレンド入り
にシナリオが考えられる。12月限には22,500以下の買いポジションを保有しているが、この辺りでいったん1:1の両建てにするのが賢明に思われる。
また、CCIの動きにも着目したい。CCIは大体上下に対称な動きをしていて、-250を付けたら、次は+250といった動き。直近はトルコリラショックで-350を付けていて、直前に+350を付けていないから、この上昇相場は+350を付けるあたりで終わりになると考えるといいかもしれない(CCIに対するこの考え方が正しいと限らないが)。
まふ 9月16日 22:09
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